竹久夢二画集 『春の夜の夢』  [書籍一般]

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竹久夢二の画集『春の夜の夢』、昭和43年、龍星閣より出版されました。
二重函の立派な本で、見返しの用紙などにもこだわりが感じられます。ただ、立派すぎて普段から眺めるにはちと向きません。コレクターズ・アイテムといった風情です。

編者は澤田伊四郎。この本は、編者より版画家の恩地孝四郎に捧げられています。
恩地孝四郎は、版画家であると同時に詩人でもあり、数多くの本の装丁も手がけています。
彼の装丁の中でも、竹友藻風の『ルバイヤット』のデザインは秀逸だと思います。ウマルに対するオマージュからか、全体が唐草や更紗模様をモチーフにして彩られています。美しいです。

閑話休題。夢二の『春の夜の夢』は表紙が新年らしいなあと思い選んだのですが、もう松は明けたのでしたね・・。見ようによっては雛祭りのシーズンにも使えそうです。使う、とは言っても引っぱり出してきて眺めて満足するだけなのですが。
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つるりんこ

マノン・レスコーといえばアベ・プレヴォー、
椿姫といえばデュマ・フィスでしょうか。
2月には、宮本亜門演出の椿姫が上演されますね。
オペラの演出家としては???ですが、
行ってみる予定です。
by つるりんこ (2009-01-08 22:43) 

ジョウビタキ

>つるりんこ さん
宮本亜門氏の『椿姫』、どんな演出になるんでしょうね。でも、素材(原作)が素晴らしいので、どういじっても良いものになるでしょう!
nice! ありがとうございます!
by ジョウビタキ (2009-01-09 09:35) 

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