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旅のお供 江戸の職人 [書籍一般]

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『江戸職人図聚』 三谷一馬・著、中央公論文庫。ページ数507p。厚いです。
中公文庫は、紙質が良いので好きです。他社の紙質が悪い文庫本も、それはそれで好きです。
内容は、ただひたすら江戸の職人さん達の紹介です。すべてに挿絵付きで、風俗も分かり易い。
大消費都市を支えていた職人たちの、心意気が伝わってくるような本です。

この本の良いところは、小説と違ってどこから読んでもどこで終わっても楽しめるというところ。どこかに行くときなど持っていくと、ちょっとした待ち時間や寝る前なんかにぱらっと読めて助かります。
旅先に持っていくからといってあんまり薄い本を持っていくと、あっという間に読み終わって役に立たなかったりしますが、このぐらいボリュームがあれば大丈夫だろうと。

同じ著者の本で、『明治物売図聚』というのもあります。こちらも面白い。


タグ:江戸 旅行 職人
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ヘルマン・ヘッセの園芸書 [書籍一般]

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『デミアン』『車輪の下』などで知られるドイツの作家、ヘルマン・ヘッセによって書かれた『庭仕事の愉しみ』です。1996年に、草思社より刊行されました。

表紙が好き。すっきりとしていて奥深く、牧歌的でありながらスマートだと思います。
内容は、ヘッセによるエッセイ、短編小説、デッサン画、水彩画。ヘッセ研究者による論考。そして写真が多数。
タイトルは『庭仕事の愉しみ』となっていますが、内容は園芸に関することにとどまらず人生論や哲学、人間関係や文壇についてなど多岐にわたっています。
園芸について何の知識もないヘッセ・ファンが読んでも楽しめますし、ヘッセのことは「何か昔教科書で見た名前。」という人でも、ちょっとでもガーデニングをかじっていれば面白く読めます。
外国の偉い作家さんでも、「ガーデニング」「園芸」という興味対象を共有することによって俄然近しく感じられてくるから不思議です。

ちなみにこの本今でも買えますが、街の大きい書店でないと取扱いがない事が多いです。私は購入の際、さんざん近郊の書店を探し回って撃沈し、結局楽天ブックスで求めました。
以下に、楽天ブックスを貼っておきました。興味のある方、是非どうぞ。

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