文明開化風俗づくし [書籍一般]

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『文明開化風俗づくし』 野々上慶一・著、岩崎美術社から昭和53年に刊行されました。以前紹介した『ウィリアム・モリスとその仲間たち』と同じ「双書美術の泉」シリーズです。
こちらも現在は絶版になっていますが、古書店で見つかると思います。おおむね2000円~が目安。
横浜浮世絵や錦絵が(モノクロですが)たくさん載っています。「双書美術の泉」シリーズは、厚さはそれほどないモノクロの本なのですが内容が濃いので好きです。コンプリートしたいくらいです。

川上澄生さんの版画図録などを見ていると横浜のどんたくや水夫たちの絵が多くあります。和と洋が奇妙に入り混じった「ハイカラ」な時代は、どことなくそそられるところがあるものです。
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こちらは「明治佳人之図」。当世美人の容貌風俗を描いた錦絵です。今も昔も、美人は芸術の糧となるのですね。この画は、ぜひとも実物を見てみたいです。
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