紅楼夢図詠 [古書籍]
『紅楼夢図詠』 和綴じ。発行年等は不明です。
『紅楼夢』は、言わずと知れた中国文学の傑作のひとつ。清朝中期乾隆帝の時代に書かれた白話小説で、今でも多くの人に愛されています。なんでも、『紅楼夢』を読み込むと『源氏物語』は退屈で凡庸に思えるのだとか。しかしこれは、どちらが優れた文学作品か、とはまた別の次元の問題です。念のため。
『図詠』とあるように、繊細な版画が美しい本です。本文は、恥ずかしながら漢文の素養が無いので読めません。が、日本語訳が出版されていますので、それを念頭に置いて捲るととても楽しめます。
出身が東洋・西洋にかかわらず、時代を超えて人を惹きつける書物には何とも言えない魅力があるものですね。
>せつな さん、room7 さん、nice! ありがとうございます!
by ジョウビタキ (2008-12-30 11:05)
装丁から察するに、大正5年刊、図画刊行会のものではないかと思われます。
by 通りすがり (2010-04-28 14:05)
>通りすがりのお方、ご教示ありがとうございました!
by ジョウビタキ (2010-05-25 08:44)