一読三歎 當世書生気質 [古書籍]

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春のや朧、名義で出版されました坪内逍遥の『一読三歎 當世書生気質』です。晩青堂より、明治18年に刊行されました。日本近代文学館の名著復刻シリーズより、復刻版も出ています。こちらの復刻版は、非常に!出来が良いです。挿絵の木版などは、原本と首っ引きで見ても見劣りしないくらいです。

坪内逍遥が東京大学の学生時代に妓楼に通い詰め、結果お目当ての娼妓をひかせて結婚に至った経緯が元になっているらしい・・のですが、これはあくまでも「小説」ですから、実際はもっともっと泥臭く、情けなく、惨めな思いをした事もあったかと思います。明治初期の作家にとっては、私生活に取材した作品を発表することも新しい挑戦だったのでしょう。
この本は以前一度読んでそれっきりだったので、近く改めてじっくり読んでみようと思います。
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