竹久夢二画集 青い船 [古書籍]
只今休眠中につき、過去の記事を再アップさせていただきました。
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竹久夢二の絵本(童話集)『青い船』です。発行は1918年、実業之日本社です。
夢二と言えば「黒船屋」に代表される美人画が有名ですが、詩集・童話集も数多く出版しています。
1918年という年は、夢二にとっては輝かしくも苦い年だったようです。
セノオ楽譜より、曲が付けられた『宵待草』が出版され好評を博し、作家としての名声は揺るぎないものとなっていました。一方で私生活では、同棲していた恋人・笠井彦乃が結核を発病してしまい、結局彦乃はこの病が元で2年後に25年の生涯を閉じます。
しかし、『青い船』を作成していた頃はまだ彦乃も健在で、画家・作家としての自信にも満ちあふれていたのでしょう。
内容に、明るさとみずみずしさが感じられます。装画も可憐で幸福感があります。
勝手な憶測ですが、執筆中の夢二と彦乃の仲は非常に睦まじいものだったのではないかと思わせられる本です。
作家や詩人は、ともすればその苦労や不幸や葛藤などが芸術を助長するもののような扱いを受けることが多々あります。それはそれで感動を生む事は事実です。しかし、幸せの中にある芸術、安定した幸福から生まれる芸術も、私は好きです。
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竹久夢二の絵本(童話集)『青い船』です。発行は1918年、実業之日本社です。
夢二と言えば「黒船屋」に代表される美人画が有名ですが、詩集・童話集も数多く出版しています。
1918年という年は、夢二にとっては輝かしくも苦い年だったようです。
セノオ楽譜より、曲が付けられた『宵待草』が出版され好評を博し、作家としての名声は揺るぎないものとなっていました。一方で私生活では、同棲していた恋人・笠井彦乃が結核を発病してしまい、結局彦乃はこの病が元で2年後に25年の生涯を閉じます。
しかし、『青い船』を作成していた頃はまだ彦乃も健在で、画家・作家としての自信にも満ちあふれていたのでしょう。
内容に、明るさとみずみずしさが感じられます。装画も可憐で幸福感があります。
勝手な憶測ですが、執筆中の夢二と彦乃の仲は非常に睦まじいものだったのではないかと思わせられる本です。
作家や詩人は、ともすればその苦労や不幸や葛藤などが芸術を助長するもののような扱いを受けることが多々あります。それはそれで感動を生む事は事実です。しかし、幸せの中にある芸術、安定した幸福から生まれる芸術も、私は好きです。
こんばんは、ブログの訪問ありがとうございます。
1918年の竹久夢二の本ですか~。
すごいですね。
by tomo (2008-12-17 00:14)
>tomoさん、こちらこそご訪問ありがとうございます。
気が向いたらまた遊びにいらして下さい。
by ジョウビタキ (2008-12-17 10:29)
突然のコメント、失礼いたします。はじめまして。
書評でつながる読書コミュニティ「本が好き!」を運営しております、和氣と申します。
貴ブログを拝読し、ぜひ本が好き!にもレビューをご投稿いただきたく、コメントさせていただきました。
本が好き!:http://www.honzuki.jp/
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よろしくお願いいたします。
by 本が好き!運営担当 (2017-03-15 21:41)